製品技術情報

製缶溶接

投稿日: 2015/10/22

裏波溶接とは

裏波溶接とは、板厚の厚い材料を片面から溶接して、裏面まで完全に溶け込ませる高度な溶接技術です。高い気密性と強度が要求される圧力容器や配管などで使用され、従来は熟練技能者のTIG溶接で行われていましたが、レーザ溶接技術の発達により自動化と品質安定化が実現されています。

製品例

製品概要

大物の製缶品に最適!従来、高い技能が必要なTIG溶接による裏波溶接で組み立てていた製缶品に最新技術のファイバーレーザ溶接を導入し、ひずみが少なく気密性の高い高品位な溶接を実現しました。この技術を使って、全長1600mmの防油堤を製作しました。

加工技術ポイント

難度の高い裏波溶接をファイバーレーザ溶接で実現した点。
溶接長が長くてもひずみが少ない点。
気密性を確保できる点。
短時間で高品位な溶接ができる点。

製品の主な使用用途

製缶品。

裏波溶接をしたい製品。

大物で溶接長が長い製品。

気密性が必要な溶接組立品。

対応可能加工サイズ

材質: SUS304
板厚: t1.5
連続溶接長: 最大1500mm

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