課題解決事例

フレームカバー(テーラードブランクによるコスト改善)

投稿日: 2015/06/01

テーラードベンドとは

テーラードベンドとは、板厚や材質の異なる材料を予め接合したテーラードブランクを曲げ加工する技術です。部位ごとに最適な材料特性を活かしながら複雑な形状を実現でき、軽量化とコスト削減を同時に達成できる先進的な板金加工技術です。

課題及び要望の概要

フレーム(骨組み)の外観面を覆うカバー。
これまでの加工方法は切削加工により板厚を調整していた。
コストが割高になり、加工方法そのものを見直したいと要望があった。

板厚の違い 板厚の違い

解決策の内容

板厚を調整する際に切削加工にて板厚を調整していた加工を工程改善により、
加工の前段階にて薄い板と厚い板とを溶接により接合し加工時間を短縮し、コストに反映させた。
フレームの骨組みのカバーに使われるフレームカバーはねじ止め箇所やフレームのつなぎ目に強度を求められたが、
この加工方法により材料の無駄をなくし環境にも優しい加工が確立できた。

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